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院長の松村です。
本日はオンラインにて母校である大阪大学歯学部同窓会主催の学術講演会に参加いたしました。
演者は豊中市でご開業の増田英人先生でテーマは
「インプラント治療の理想と現実」
です。
皆様はインプラント治療に対してどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか?
マイナスのイメージとして「痛そう」「高そう」
プラスのイメージとしては「よく噛めそう」「天然の歯みたい」
このあたりが患者様とお話していると多いように感じます。
インプラント治療が歯科の分野に応用されてから50年以上が経ち、たくさんの患者様にインプラント治療が施されてきました。
その中には成功も失敗もあり、それがメディアなどを通じて過度なイメージとして一般の方に伝わっている側面が未だに残っているようにも感じます。
本日の講演では、インプラント治療の光と影の部分をご自身の症例を通してご提示いただきました。
印象的だったのは15年前の最新とされている治療が、現在ではガラッとかわり、
「今ではあまり選択されない治療」になっているということです。
特に前歯の抜歯後即時埋入(抜歯してその日にインプラントを埋め込む手術)やインプラント唇側軟組織退縮(歯茎がさがること)への対応は確固たるエビデンスが存在しないのが現状です。
それゆえに診査・診断をしっかりして慎重に治療をすすめる姿勢に感銘をうけました。
このような勉強を継続して、常に知識をアップデートし、患者様にできることできないことをちゃんと説明し納得してもらった上で治療を行うことが、患者様にとっても私達にとっても大切なことなのだなと再認識いたしました。
インプラント治療を行いこちらがいちばんうれしいのは患者様が
「歯が入った!」
と喜んでもらえる瞬間です。この光の部分がずっと続くように私たちは日々研鑽しております。いつでもご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!